夏休み家族社会見学 2005年

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きれいに仕分けされた工場小学校6年 山口君

 ぼくは、多久市にある島田商会という会社に見学にいきました。
 仕事の内容のせつめいの時R3という言葉がでました。リデュース・リユース・リサイクルです。ぼくは、リサイクルは知っていたけど、あとの2つは初めて聞きました。ここでは、自動車をそのまま使える部品と、素材別に手作業で解体していました。一日で十台ぐらいしかできないそうです。広い工場の中はきれいに仕分けされていました。外国では、車のシートがよく売れるそうです。どうやって使っているのかなぁと思いました。最後にプレス機で、フレームだけになった車を小さな鉄のかたまりにする所だけ大きな機械であっというまに終わりました。最後に解体されていない車の前をとおった時、まだ使えそうな車がいっぱいありました。ぼくはもったいないなぁと思いました。

保護者のコメント

 このたびは、親子社会見学に参加させて頂きありがとうございました。工場内に入った時に意外と静かだと感じたのですが、ほとんど手作業で解体されていたのは驚きでした。素材別に分別され、また資源として活かすための努力はすばらしいことだと思います。  子供も、家庭においてリサイクルを意識するようになったと思います。夏休みの思い出づくりに、有意義な体験ができました。

ムダなく循環に取りくむ会社小学校6年 辻丸さん

 私は母と一緒に小学校最後の想い出作りに参加しました。多久の島田商会という工場は、もう乗らなくなった車を解体し、リサイクルする所でした。まずビデオを見ながら係の人から説明をうけました。次に工場の中に入りましたが、とにかく広くそしてたくさんの車の数でした。一台、一台すべて手作業で分解され二百以上もの部品が棚に仕分けてありました。再利用可能な部位は、車種に合うものだったら、整備されてまた、車として活躍できるのです。私は人間でいったら体の悪い所を取りのぞき、元気なものを取り入れる移植みたいだなぁと思いました。どちらも助かり、喜ばれるからです。再利用が難しい部位は、プレス機で加工し、再資源化されます。実際に巨大なプレス機が乗用車を一瞬に鉄のかたまりにした所を見てびっくりしました。まだ使えるものは再度使ったりムダなくそして循環に取り組んでいる会社に見学できて本当に勉強になりました。

保護者のコメント

 娘の最後の夏休みの想い出作りにと参加させて頂きました。
 どの工場も初めて足を踏み込む所ばかりで、子供よりも親の方が興奮ぎみでした。島田商会さんでは、使用済み自動車のリサイクルR3の説明を受け、工場の中に入り実際に車がすべて手作り作業で、手際よく解体されていく行程を見て感動しました。係の方の“リサイクル出来ないものは無い!”の力強い言葉には、この仕事に対する熱意さえ感じられました。心に残る体験が出来た事を親子共々感謝致します。

佐賀新聞紙面より(2005年)

車のプレスにびっくり~親子40人解体作業など見学~

 「夏休み親子社会見学」(佐賀新聞社主催)が24日多久市など県内外三ヶ所であった。約四十人の親子が参加し、自動車部品の再利用やビール製造、お菓子やケーキの調理過程を見学した。
 一行は多久市内の自動車リサイクル業、島田商会と、福岡県甘木市のキリンビール福岡工場、三田川町の不二家九州工場を見学。島田商会の工場では、車を解体し、シートやドア、タイヤなど使える部品を取り除いてプレスにかけ、再利用する作業工程に見入った。
 大きな車体がプレスにかけられ、長方形になって出てくる様子に、子供たちもびっくり。エアバッグを作動させる実演もあり、親子でメモを取りながら見学した。
 江北町から参加した辻丸由美子さん(43)、愛さん(12)親子は「きれいな車が捨てられているのに驚いた。再利用すればまた活躍できるからいい」と感心していた。
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